国本はる乃 浪曲「水戸黄門漫遊記〜散財競争」

2021年12月5日 浪曲定席木馬亭 50周年記念公演「国本晴美 主任企画」での収録。
曲師は沢村美舟。正式タイトルは「水戸黄門漫遊記〜大阪編 散財競争」

笑う浪曲の決定版、水戸黄門漫遊記!

 芸能の世界では、昔から面白いことや面白い話を「ケレン」と言います。
そしてそのような面白い話やネタを中心に語る浪曲師を
「ケレン読み」と呼んでいます。
 喜劇のメッカ大阪で初代日吉川秋水の演じた「水戸黄門漫遊記」が
明治から大正にかけて大評判となりました。東京でこのネタに目をつけ、
熱心に取り組んだのが佃雪舟。
 いろいろと自分で節や演出を研究、独流で編み出したユーモアたっぷりの
「佃節」に乗せて佃雪舟版の「水戸黄門記」は昭和のファンを楽しませました。
 国本武春の「散財競争」は雪舟師匠のスタイルを元に
「ケレン」を磨き上げた平成の水戸黄門。アンコに「コリャコリャなにわ節」が入ります。
 令和になって、はる乃がこの武春作品を舞台に掛けて「楽しい浪曲」と大評判!しかしまだまだ隠し技が残っている様です。それは今後のお楽しみに・・・笑う浪曲、お楽しみください!

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