国本はる乃(くにもと・はるの) 浪曲師 日本浪曲協会所属

 茨城県稲敷市出身 平成8年(1996年)1月19日生まれ。

  平成17年(2005年)九歳で浪曲界の名伯楽“国本晴美”が主催する浪曲教室 に参加。
  平成17年(2005年)10月成田山奉納演芸会、「秋色桜」で初舞台。

  平成25年(2013年)6月 国本晴美に入門、晴美門下となる。
  平成25年(2013年)12月浅草・木馬亭定席でプロの浪曲師として初舞台
  平成28年(2016年)9月木馬亭にて「国本はる乃名披露目興行」開催
  平成29年(2017年)3月 横浜にぎわい座 国本はる乃第一回勉強会(年二回開催)
  平成29年(2017年)11月 国立演芸場 花形演芸会
  平成30年(2018年)1月 新春NHKFM浪曲十八番(2週にわたり晴美・はる乃掛け合い浪曲)
  平成30年(2018年)8月 神田松之丞(伯山)・国本はる乃二人会(静岡・寿司鐵寄席)
  令和 元年(2019年)6月 横浜にぎわい座「国本はる乃・真山隼人 二人会」(年2回開催)
  令和5年(2023年)10月十周年記念公演 東京・横浜 五会場七公演を開催。
  令和6年(2023年)3月国立演芸場主催「花形演芸大賞」銀賞受賞
 
 小学四年で浪曲師の「国本晴美浪曲教室」で指導を受ける。週1日、2時間の稽古を続ける。半年後、成田山新勝寺奉納演芸会(千葉県成田市)で初舞台を踏み、才能の片鱗をのぞかせた。以降地元稲敷市や成田周辺で、師匠やアマチュア落語家の父の前読みとし共に舞台に立つ。

 平成25年(2013年)高校卒業前に「日本浪曲協会」入り。同年12月浅草・木馬亭の「浪曲定席」で初舞台。浪曲協会主催の「浪曲火曜亭」、新宿・「道楽亭」での勉強会や独演会等で精力的に舞台に立ち芸を磨く。
 平成28年(2016年)師匠から一本立ちの許しを得て、浅草・木馬亭にて名披露目興行を開催。木馬亭の舞台に観客を上げる程の大盛況のなか「子別れ峠・曲師沢村豊子」を唸る。伸びやかな声と確かな節、一声二節三啖呵といわれる本格浪曲を名披露目にふさわしく演じきった。

 平成29年(2017年)NHKFMの「浪曲十八番」に“真柄のお秀”で初出演、NHKのラジオ番組「ひるラジ」にも生でゲスト出演し一時間にわたり浪曲とトークを繰り広げた。
 またこの年の3月、横浜にぎわい座「国本はる乃勉強会」が年間二回の開催でスタート。令和4年に三味線が沢村豊子から弟子の沢村美舟に変わり芸の幅を増やしている。

 令和元年(2019年)横浜にぎわい座「国本はる乃・真山隼人 二人会」がスタート。
国立演芸場の花形演芸会に出演。

以降、本格浪曲の担い手とし各種浪曲会テレビ・ラジオの出演で大活躍。令和4年
でプロデビュー10周年を迎えた。

●受賞歴 令和6年(2014年)2月 国立演芸場主催 花形演芸大賞「銀賞受賞」

●古典演目

「吉良の仁吉」「忠次関宿」「将軍の母」
「子別れ峠」「真柄のお秀」「孝子訴人」
「弥作の鎌腹」「雷電初土俵」「出世の草鞋」
 武春作品「紺屋高尾」「大石山鹿護送」
「若き日の大浦兼武」「原敬の友情」
「水戸黄門漫遊記~散財競争」

【雑誌・本】
・東京人2017年1月号
 国本はる乃 目指せ浪曲の星!
・杉江松恋著:浪曲は蘇る「インタビュー記事」

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