国本はる乃 浪曲「袈裟御前」

2021年10月31日 浅草木馬亭 年明け五周年 国本はる乃木馬亭独演会での収録 曲師は沢村豊子

袈裟御前は鳥羽上皇の皇女藤原統子に仕えており、気品のある美しい女性であった。
 彼女を見た北面武士(上皇の警護役)の遠藤盛遠はたちまち恋い焦がれるようになり、思いを募らせる。やがて、袈裟は盛遠の同僚である源渡に嫁ぐことになる。
 渡と袈裟は、夫婦仲睦まじく暮らし、二人は幸せな日々を送っていた。しかし、彼女を諦められない盛遠は執拗に彼女へ想いを寄せる。

 平安時代の末、袈裟御前の男女にまつわる物語。「平家物語」「源平盛衰記」にその貞節ぶりが語られている。

 江戸時代に「袈裟御前」は落語の題材となり、落とし噺に姿をかえバリエーションが増えた。
その噺を今回は、作家・稲田和浩が浪曲台本として書き上げた。

はる乃の「袈裟御前」お楽しみください。

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