国本はる乃　浪曲「雷電初土俵」

2022年4月3日　浅草木馬亭　日本浪曲協会設立80周年記念公演での収録。
寛政力士伝～「雷電初土俵」曲師は沢村道世

寛政力士伝「雷電初土俵」は史上最強の力士といわれる雷電為右衛門の初土俵にまつわる秘話。浪曲では二代目広沢虎造が読んでいる。
　講談では寛政力士伝「雷電の初相撲」として知られている。内容はそれぞれ微妙に違いがあり虎造浪曲、講談を聞くと物語の背景が見えて来る。

　今回の収録は2022年5月3日浪曲定席木馬亭・日本浪曲協会設立80年記念公演での口演。三味線は沢村道世、豊子師匠の弟子に当たる。

　国本武春は寛政力士伝「谷風情け相撲」を読んでいて2つの作品を聴くと雷電の師匠谷風の人間性も垣間見えて来る。浪曲にふさわしい物語となっている。